救急救命士は、厚生労働大臣が認定している国家資格です。
救急救命士国家資格を取得するためには、年に1度行われる救急救命士国家試験に合格する必要があります。
この国家試験は、平成17年度までは、年に2度行われていましたが、平成18年度からは、他の医療関連国家資格と同じように、3月末に1度行われるようになり、合格発表は4月にあります。
この国家試験を受けるには、救急救命士法の第34条で定められている条件を満たしている必要があります。
さまざまな条件や特例がありますが、ほとんどの場合が、救急隊員として現場で経験を積んできた消防官と、学校や専門学校で必要な知識を得て、受験資格を取得した学生が受験しています。
試験の内容は、ヘルス出版の「救急救命士標準テキスト」から、ほとんど出題されているようです。
出題される範囲は、厚みのかなりあるテキスト2冊からなので、膨大な量で気が遠くなると思います。
ところが、出題される傾向は、毎年それほど変わることがないので、過去10年分程度の過去問題をしっかりと理解しておけば、だいたいの傾向と対策が把握できるでしょう。
消防官が救急救命士になるための方法を紹介します。
消防法に規定されている救急業務に関した講習過程を修了し、さらに5年以上、または2000時間以上の救急業務において、救急救命士として必要となる知識と技術を1年以上習得する必要があります。
消防官が救急救命士になるには、まず、救急車に乗車できる資格の「救急技術員」を取得します。
そのためには、各地方自治体で行なわれている、消防学校の救急技術研修を修了しないといけません。
また、救急技術研修を受講するためにも、選抜試験に合格する必要があります。
そして、250時間以上の研修を修了したら、救急技術員の資格を取得することができるのです。
消防官が救急隊員になるには、救急隊員になるため必要な救急技術資格を取得して、さらに「救急正隊員」となって5年以上の経験を得る必要があります。
または、乗車経験を2000時間以上得て、救急救命士要請研修を受けるための選抜試験資格を取得し、さらにその研修を修了してから、厚生労働大臣認定の国家資格に合格する必要があるのです。
このように、救急救命士になるということが、どれほど大変なことかわかると思います。
しかし、人の命に関わる重要な役割を果たす仕事なので、それだけの努力が必要なのは当然といえるでしょう。
