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救急救命士とは

救急救命士とは、救急車において病院に到着するまでの間に、救急患者に対して、医師による具体的な指示のもとに救急救命処置をすることができる資格です。
アメリカなどの「パラメディック制度」を手本としており、「病院前救護」として位置付けられています。

救急隊は消防が運用しているため、組織的に救急隊員は搬送先の病院とは連携することができない状態にありました。
また、長い間、救急隊員は搬送するだけでほとんどの医療行為が認められていませんでした。

パラメディック制度では救急隊員が医療行為に相当踏み込んで処置をしています。また,ヨーロッパの場合にはフランスやドイツを中心として,ドクターが直接現場まで駆けつけるドクターカー制度が普及しています。こういうものが何とか日本でできないかということで議論されました。

そしてついに、1991年4月に病院へ到着する前に行なう救急医療の質を向上させるために、救急救命士法が成立して同年の8月に施行されました。
現在では、全国自治体の消防機関に配置されている救急隊に最低1名を常時乗車できることを目標にして整備されつつあります。

救急活動を行なう上で大切なのは医療における質です。
救急救命士を含めた救急隊員が医学的な質を保障するために、それぞれの地域の医療圏ごとにメディカルコントロール体制を確立することを前提として、整備が進められています。

特に、救急救命処置において、心肺停止状態の傷害者に行なえる処置として、静脈路確保や気道確保などのような、特定器具を用いたものがあります。
また、認定を受けた救急救命士だけが行なえる処置として、2004年7月に気管挿管、2006年4月にアドレナリンの投与が可能となりました。

救急救命士が活動できるための構造を備えた救急車のことを、「高規格救急車」といいます。
最近では、かなり増えてきているようです。

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